盲導犬について

=盲導犬とは=
目の不自由な人の目や足となって安全に歩るくことができるように、交差点や歩道で停まったり、障害物を避けながら誘導する犬のことです。 信号では止まることはできますが、盲導犬は信号の色を識別できませんので、渡れるか判断するのは使用者の方です。
白又は黄色のハーネスをつけて、目の不自由な人をサポートする犬のことです。しっかりと訓練を受けているため、他人に危害を加えたりすることはありません。 ただ、盲導犬がハーネスをつけているときは、犬にとって仕事をしているのと同じですから、むやみにかわいいからといって、なでたり、餌を与えたりしないでください。
パピーウォーカーや、ブリーダー、リタイヤ犬を引き取る人などたくさんの人のボランティアによって一生を過ごします。
また、一頭の盲導犬を育成するのに300万円程度のお金がかかるといわれています。
そのお金は、みなさんからの寄付などによって賄われています。
最近、ようやく盲導犬が認知されるようになり、スーパーなどでも、盲導犬を連れたまま買い物ができるようになったり、電車に乗ることもできるようになり、 目の不自由な人にとっての生活範囲、社会参加ができるようになってきました。
ただ、やはり、認知されるようになってきたとはいえ、まだまだ理解されない場合が多いのも現状です。
確かに犬の苦手な方や小さなお子さんをお連れになっているお母さんにとっては不安がつきものだと思います。
ただ、しっかり訓練を受けているので、こちらから何かしない限りは犬もきちんとマナーをわきまえていますので、
人間もきちんと理解し、マナーをわきまえていれば問題はないと思います。


=盲導犬の一般的な犬種=
ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、シェパード
海外では、ボーダーコリーやボクサー、ダルメシアンなどもいるそうです。

日本でラブラドールが多く盲導犬になっている理由は、ラブラドールは人懐っこく主人の言うことをよく聞き、盲導犬に必要な体力もあります。 また、周りの人に威圧感を与えにくいと言う点で日本人には大切かも知れません。しかし全てのラブラドールが盲導犬に適しているわけではなく極わずかな犬だけを 選び出していています。オスとメスだと、メスの方が多く使用されているようです。

=日本の盲導犬団体=
日本盲導犬協会
アイメイト協会(日本で初めて盲導犬を育成した協会のウェブサイトです。アイメイト(盲導犬)というパートナーと共に、視覚障害者がいかに自立しているかを伝える『読み物』。アイメイトとの二人五脚を自ら情報発信するサイトへの『リンク』。盲導犬や活動内容についての『Q&A』 。歴史を振り返る『モノクロ写真館』。職員の素顔を紹介する『スタッフの部屋』。30冊を超える『関連図書案内』などがあります。)
  ・全日本盲導犬使用者の会
盲導犬を普及させる会


=現在活躍中の盲導犬数=
現在日本では約920頭の盲導犬が活躍。
アメリカでは10,000頭以上、イギリスでは4,000頭以上。世界20数ヶ国で活躍。
日本で実際に必要としているのは約8000頭と言われています。そう考えるとまだまだ足りませんね。


戻る HOME